iPhoneのリマインダーは人類を救うのか、滅ぼすのか。
人々の生活はスマートフォンの登場により格段に便利になった。
あらゆる事がスマホの中で処理され、
買い物は通勤の電車内で済ます事ができるし、
観たいテレビのためにスケジュールをずらす必要も無くなった。
地図帳、電話帳、新聞、その他書籍類を持ち歩く必要はなく、
曲はいいけど買うほどでもない音楽も手軽に聴ける様になった。
メモを取る手間もなくなり、アプリのメモ帳にフリック入力するか、
今時の若者なんてものは、写真アプリで1ページ丸ごと撮影し、
音声はボイスメモアプリで管理する。
困った時、思い出したい時も、検索機能で楽々見つける事ができる。
だがそんな便利な生活の中で、我々人類の本来もつ性質は退化しないのだろうか。
私は最近タスクが溜まっている時(特にブログのネタを思いついた時、とっさにメモしたい時)
は全てiPhoneのリマインダーにメモし、ウィジェットでいつも画面の正面に見えるように配置している。以前はリマインダーにメモす習慣はついても、そのリマインダーをチェックする習慣がつかなかったため、活用ができていなかった。
だが、ウィジェット機能(iPhoneのホーム画面でアプリのアイコンサイズを変えられる機能とでも言おう)
のおかげで、数多のアプリの中から真っ先にリマインダーが目につき、自分のタスクリストが
見ようとせずとも見えるのだ。
以前は複数のタスクを頭の片隅に蓄積し続けパンク状態になることもあった(その場合大抵全てのタスクを放棄することに・・・)
が、今はずいぶん頭が軽い。果たしてこれは良いことなのだろうか?
認知症やボケ防止に役立っている、字を書く動作、物を記憶する動作。
これらを、“しなくてもいい“人の脳は、現代社会のストレスから解放されるのか、
それとも、人類自体を滅ぼす原因となるのか。
なんにせよ、すごく便利でありがたい。