アニソンのランキング番組では出てこないけど厨二心をくすぐる隠れた平成の名曲アニソン
おうち時間が増え、昔のアニメを見返している方も多いと思いますが、
今回は私の独断と偏見で選んだ
『昔聴いてハマったけど記憶の底で眠っていて忘れていたアニソン』
を紹介したいと思います。
当方、小学〜高校、20歳前半頃に観ていた(というか聴いていた)アニメの
曲たちでございます。
- DEAD OR LIE (黒崎真音feat.TRUSTRICK)
- 終末のラブソング(水樹奈々)
- Distance(Fictionjunction)
- HEY YOU!!~失ってはならないもの~([iksi:d])
- ヒトミノチカラ(観月ありさ)
- brave heart(林原めぐみ)
- 君、微笑んだ夜(elika)
- Blue Velvet(工藤静香)
DEAD OR LIE (黒崎真音feat.TRUSTRICK)
テレビアニメ『ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園』オープニングテーマ
ダンガンロンパ1を初めて観たきっかけは、声優が豪華だったから。
ドラえもん以外でドラえもんの声のキャラクターがいたことに驚き、
その後複雑な推理要素と予想外の結末に、アニメでハマり、
ゲームをプレイし、舞台まで観に行きました。
その続編であり完結編がまさかのゲームではなくアニメで放送され、
おそらくアニメ業界で初となる、同シーズンに二つの物語を交互に放送し
アニメとして1本に繋がった作品でした。作り方にもこだわりが感じられ、
これほど完成度の高いアニメブランドはなかなか無いと思います。
この曲はそのテレビアニメ『ダンガンロンパ3』の主題歌。
ダンガンロンパの不気味な世界観をよく再現したメロディと歌詞、
強いメッセージを感じます。
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終末のラブソング(水樹奈々)
テレビアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』エンディングテーマ
スターチャイルド(現・キングアミューズメントクリエイティブ)の深夜アニメですが、
これほどキャスティング、メカニック、ストーリーに力の入った
重厚なエロアニメも珍しいという印象でした。
破廉恥な要素を含みながらも人類補完計画のようなことを企む男
を倒すべく、ガンダムのような戦闘をする、究極の”ヲタク向けロボットアニメ”
です。その後はロボットものらしくスパロボシリーズに
参戦するなど、唯一無二の存在感を放つ作品となっています。
そのアニメの2期エンディングだったこの曲。
水樹奈々のシングル『エデン』のカップリングとして発売されましたが
意外と知られておらず、もっと聴いてほしい曲のひとつです。
このアニメを観ながら聴くと”終末”の重みがわかり、ロックの中に散りばめられた切ないピアノとストリングスの音が胸を打ちます。
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Distance(Fictionjunction)
テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』エンディングテーマ
鬼滅の刃の音楽でお馴染み梶浦由紀さんプロデュースのユニットの楽曲です。
こちらはHDリマスター化された際に登場した2期エンディングテーマになっています。機動戦士ガンダムSEEDでは要所要所で梶浦さんのテイストがシーンを盛り上げてくれますが、初めてこの曲が流れた時は、キャラクターの表情と相まって
涙が溢れてきたのを覚えています。エンディングのキャラクターたちの配置が
まさに”動く人物相関図”と言えるほど、機動戦士ガンダムSEEDの世界を物語っています。
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HEY YOU!!~失ってはならないもの~([iksi:d])
テレビアニメ『東京アンダーグラウンド』オープニングテーマ
ヒーローがお姫様を助けるという王道の物語、という
印象しか残っていませんが、この曲だけは好きでよく聴いていました。
でも、最終話まで観ていた記憶もなく、結末も知りません。
誰もが夢みがちな、普通の生活が突如一変、不思議な能力を授かり
悪い奴を倒し、好きな子を助ける、的な内容だったと思います。
ただ、懐かしいというのと個人的にこの編曲が好きなのだと思います。
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ヒトミノチカラ(観月ありさ)
テレビアニメ『ヒカルの碁』エンディングテーマ
『ヒカルの碁』の音楽はエイベックス主軸で、
オープニングもエンディングも素敵な曲が多いですが、
その中でも、私が一番好きなのはこの「ヒトミノチカラ」です。
アルフィーの高見沢さんテイストのこの曲は、他の曲が
どこか切ないニュアンスを含んでいるのに対して、
”人生の中で周期的にやってくる前向きで希望に満ちた時期”を
イメージできる元気の出る楽曲で、囲碁に出会い、囲碁を好きになり、
本気で囲碁を学び、プロを目指すヒカルの成長過程を思い出させてくれます。
それが逆に切なくて、記憶に残っていたのだと思います。
ヒカルの碁の隠れた(隠れてない)名曲です。
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brave heart(林原めぐみ)
テレビアニメ『シャーマンキング』挿入歌
令和版『SHAMAN KING』が話題ですが、
こちらは平成版『シャーマンキング』の挿入歌として
流れた曲です。挿入歌でこのクオリティ、シングル1枚分です。
同名の曲がデジモンにもあり、忘れられがちですが、
作詞は恐山アンナ役の林原めぐみご本人で、シャーマンキングの作品を熟知しているからこそ書ける力強い歌詞が印象的です。
オーバーもノーザンももちろん好きだけど、少しひねくれて
ブレイブハートと言いたい、そんなお年頃です。
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君、微笑んだ夜(elika)
テレビアニメ『怪傑蒸気探偵団』オープニングテーマ
個人的にこの曲は、『魔法騎士レイアース』の「ゆずれない想い」
くらいの知名度なのですが、そちらがしばしばアニソン番組に出るのに対して、
この「君、微笑んだ夜」は曲名を思い出すことができず、
アニメタイトルから逆検索で辿り着きました。
これも今見ると、とても面白そうな探偵アニメなのですが、
当時は曲の印象しか残っておらず、劇中でもやたらこの曲が
フューチャーされていたように思います。
アクション要素があり、戦闘のクライマックスでこのイントロが
流れるとかっこよかった、ような...?
時間があれば観直したいアニメの一つです。
Blue Velvet(工藤静香)
テレビアニメ『ドラゴンボールGT』エンディングテーマ
隠れた名曲、ではないかもしれませんが、
数あるドラゴンボールソングの中でも、随一のエモソングだと思います。
あの「CHA! RA! HEAD CHA RA!!」だったドラゴンボールが
ここまでアダルトで切ない曲を使うなんて。
また、この曲はアニメ版ではフリーザや人造人間17号など、
懐かしいキャラたちが蘇る、同窓会のようなシーズンで使用され、
エンディングアニメも、ドラゴンボール、それを探す子供の悟空とブルマを描くなど、ドラゴンボールの集大成とも言える感動のエンディングテーマとなっています。寂し懐かしい、エモソングです。
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いかがでしたか。
最近のアニソンランキング番組では上位はもちろん、30位くらいまでほぼ国民的アニメの主題歌で埋め尽くされていますが、
そりゃこれだけ歴史を刻めば、”国民的アニメ”の枠も増えていくわけですから、
ランキング番組もマンネリ化してしまいます。
一度深夜枠でいいからこのタイトルでランキング番組やってみてほしいですね。
今週のお題「おうち時間2021」