私の7割はエンタメでできている

発達障害と診断された自分がエンターテイメントに触れて、感動したことをレビューとして綴ります。

結末は分かっていながらもハラハラしたドラゴン桜第2話

 

さて、半沢直樹節が強いドラゴン桜の第2話。

 

1話目で「なんだこれ半沢直樹じゃないか」と落胆したドラゴン桜ファンの方が

どれくらい戻ってきてくれたでしょうか。

 

2話まで観て思ったのです。

 

ドラゴン桜半沢直樹になったんじゃない、

半沢直樹ドラゴン桜だったんじゃないか」と。

 

簡単に言うと、

学生社会を描いた半沢直樹なんですが、

 

桜木健二も半沢直樹も非常に頭の良い人間です。

 

社会のルールを熟知しており、その隙を上手く使って物事を解決に導く。

 

 そこが予想を裏切る痛快な展開で視聴者を引き込むのですが、

 

 

今回もドラゴン桜というブランド上、結末は分かっていました。

 

”岩崎楓(平手友梨奈)が特進クラスに入る”ということ。

 

なのに、そこに辿り着くまでの展開は流石に予想できず、

 

驚きの連続でした。

 

「万引きの動画でバラされたくなかったら特進クラスに入れ」

 

そんな低レベルな脅しを桜木弁護士、いやドラゴン桜がやるわけがありません。

一瞬でもそこに思考を働かせた自分はまだまだにわかでした。

 

桜木の行動は、ただ現実を突きつけただけ

 

桜木は第1話で岩崎に会ったときに、この子の選手生命は長くないと感じていました。足の怪我のことで。

桜木はこの段階ではおそらくこの1点のみが気になっていたのだと思います。

多少、岩崎が東大を目指す見込みのある人間ということは見抜いていたかもしれません。

 

それから岩崎の身辺を調べるうちに、岩崎の周りに彼女を陥れる

敵がいることを知り、ただ、空回りしている彼女を助けたかったのかもしれません。

 

彼女を東大に入れてやろうという良心は皆無で、

彼女に現実を見せることで、彼女を救いたかったのです。

 

結果、彼女はスポーツ選手としての夢を一度断念し、

スポーツのことを学ぶために、東大受験を考えます。

 

 

挫折からすぐに次の具体的な人生計画を立てる岩崎の熱い思いに

感化されてか、桜木も特進クラスの講師をやる気になったようで、

 

過去に見切りをつけるべく、東大不合格で自殺未遂に追い込んだ

米山(佐野勇人)の元へ行きます。

 

米山と坂口(林遣都)が何を企んでいるのか、

この伏線も気になるところです。

相手も法律家なのできっと高度な頭脳戦が待っているのでしょう。

 

奥田校長(山崎銀之丞)が特進クラス設立賛成に転じたわけが判明

 

第1話ではわかりませんでしたが、奥田校長が龍野理事長(江口のりこ

を裏切ったのは、ある写真が原因でした。

ムチムチの男と手を繋いでいる姿。

校長はLGBTで理事長はそのことで弱みを握られていると思ったようですが、

桜木が握っていた弱みはそこではなく、その男にお金を渡して”買っていた”

という点。そりゃ確かにバレたら校長クビです。

しかし、その件でクビにしない理事長も理事長。

まだ、使い道はあると思っているのでしょうか。

 

第1話で敵だった生徒、岩井と小橋が桜木の舎弟に

 

詳しい経緯は不明ですが、瀬戸に指示され、桜木に逆襲された

岩井と小橋が桜木を助ける味方になっています。

元々仕掛けたのは自分たちだし、元暴走族って不良の憧れだったりするので、

丸く収まって、仲良くなったというのは想像できますね。

その間の経緯はご想像にお任せします。というところでしょうか。

あえて見せないところが上手いです。

 

 

次回は龍海高校で成績トップの藤井遼(鈴鹿央士)の話のようです。

 

日曜劇場『ドラゴン桜』|TBSテレビ

 

毎回、半沢直樹を迂回してからドラゴン桜に入り、最後半沢直樹を見せる展開。

最後はドラゴン桜で終わるのか、半沢直樹で終わるのか。

そこも気になります。